日本からアンフィールドへの行き方完全ガイド【2026-27シーズン版】

日本からアンフィールドへの行き方を徹底解説。出発前のETA取得、フライトルート、マンチェスター空港からの鉄道、当日の917バス・Soccerbus、試合後の帰り方まで2026-27シーズン版でまとめました。

アンフィールドは、プレミアリーグの中でも公共交通機関で辿り着きにくいスタジアムとして知られています。直通の鉄道駅がなく、当日は道路も大混雑します。逆に言えば、行き方さえ事前に押さえておけば当日の不安はほぼ消えます。日本を発つところから座席に座るまでを、順番に解説します。

ステップ0:出発前に必ず「ETA」を取る【2026-27最重要】

フライトを取る前に、まずこれを知っておいてください。2025年1月8日から日本国籍者のイギリス入国にETA(Electronic Travel Authorisation/電子渡航認証)が必須になり、2026年2月25日からは完全義務化されました。これは「あれば便利」ではなく、無いと飛行機に乗れないものです。航空会社はチェックイン時にETAの有無を確認し、未取得だと搭乗を拒否されます。

取得前に必ず確認

  • 費用:£20。1人あたりの金額で、家族割・子供割はなし。0歳児を含む全員が各自で取得が必要(4人家族なら£80)
  • 申請先:公式「UK ETA」アプリ または gov.uk/eta のみ。代行業者は割高な手数料を上乗せするので、必ず公式から申請する
  • 審査:通常は数分で承認。手動審査で最大3営業日かかる場合があるため、渡航の数日前までに申請
  • 有効期間:2年間(またはパスポート失効まで)。期間内は何度でも入国可、1回の滞在は最長6か月
  • パスポートを更新したらETAも取り直し(パスポート番号に紐づくため)

なお、ETAは入国を保証するものではありません。入国審査では復路または次の渡航先のチケット提示を求められることがあるので、往復航空券の控えは手元に用意しておきましょう。第三国で乗り継ぐ際も、イギリスで入国審査を通る場合はETAが必要です。最新の費用・申請方法は必ず公式(GOV.UK ETA)で確認してください。

ステップ1:日本からイギリスへのフライト

直行便で「リバプール」までは行けない

まず前提として、日本からリバプール(最寄りはマンチェスター空港)への直行便はありません。現実的なルートは次の2つです。

ルート内容向いている人
A. ロンドン直行+国内移動羽田/成田 → ロンドン(直行 約14〜15時間)→ 鉄道でリバプールへ直行のラクさを優先/ロンドン観光も組みたい
B. マンチェスター乗り継ぎ日本 → 経由地 → マンチェスター空港 → 鉄道で市内へ乗り継ぎが苦でない/リバプール直行で動きたい

ルートA:ロンドン直行を使う

羽田・成田からロンドン(ヒースロー等)への直行便が、日系・英系の航空会社で運航されています。所要はおよそ14〜15時間。ロンドン着後、後述の鉄道でリバプールへ向かいます。乗り継ぎのストレスがなく、ロンドン観光を旅程に組み込みたい人に向いています。

ルートB:マンチェスター空港まで乗り継ぐ

リバプールに最も近い大空港はマンチェスター空港(Manchester Airport / MAN)で、市内まで鉄道で1時間強です。日本からの直行便はないため、中東系(ドーハ・ドバイ・アブダビなど)やヨーロッパ系(アムステルダム・フランクフルトなど)のハブで1回乗り継ぐのが一般的です。トータルの移動時間はルートAより伸びますが、到着後すぐリバプール圏内に入れるのが利点です。

ステップ2:イギリス国内からリバプールへ

マンチェスター空港 → リバプール市内(鉄道が基本)

マンチェスター空港に着いたら、空港直結の駅から鉄道でリバプールの玄関口「Liverpool Lime Street 駅」へ直通で行けます。

  • 所要時間:約1時間10分前後(速い便で約1時間6分、便により1時間25分程度)
  • 運行:TransPennine Express・Northern などが1時間に複数本
  • 駅は空港ターミナルに直結。到着フロアから歩いてそのまま乗車できる
  • 料金は予約タイミングで変動。事前予約(Advance)で安くなるため、日程が決まれば早めの購入がお得

ロンドン経由(ルートA)の場合の国内移動

ロンドンに着いた場合は、London Euston 駅から Avanti West Coast の列車で Liverpool Lime Street まで直通、約2時間15分です。ヒースロー空港からはまず地下鉄等でユーストン駅へ向かいます。

ステップ3:リバプール市内からアンフィールドへ【試合当日】

ここからが本番です。アンフィールドには直通の鉄道駅がなく、市内中心部(Lime Street 駅周辺)から約2マイル(3km強)。当日は専用バスが充実しているので、これを使うのが基本です。

手段所要料金目安特徴
917 express バス約15分片道£2.50前後中心部から直通。最も定番
Soccerbus(Sandhills駅から)鉄道+バスで約20〜25分鉄道券+£1.30〜鉄道利用者向けの専用シャトル
タクシー / Uber10〜15分(当日は延びる)£8〜£10速いが渋滞と需要で割高に
徒歩35〜40分無料Stanley Park経由で雰囲気は最高。上り坂
路線バス(17/26/27等)15〜20分片道£2.50前後混雑時の分散先

① 917 express バス(最も定番)

Lime Street 駅近くの Commutation Row から、アンフィールドまで直通約15分の試合日専用急行バス。運行はStagecoachで、キックオフの3時間半前から運行(スタジアム行き最終はKO30分前)。支払いはStagecoachアプリ・コンタクトレス・現金に対応。アンフィールド至近に降ろしてくれるため、初めてでも分かりやすい選択肢です。

② Soccerbus(Sandhills駅からのシャトル)

鉄道でリバプールに入る人向けの専用シャトル。Merseyrail のNorthern Lineで「Sandhills」駅まで行き、そこからSoccerbusでアンフィールドへ。スタジアムのKopエンド側に到着します。

  • キックオフの2〜3時間前から運行、Sandhills発の最終はKOの約15分前
  • 乗車券購入時に「Anfield」と伝えると、鉄道券に+£1.30で往復のSoccerbus分が付く(車内購入は£1.60)
  • Trio/Solo/Saveaway など対象パス保持者は無料

③ タクシー / Uber

中心部からアンフィールドまで£8〜£10、10〜15分。ただし当日は渋滞と需要集中で時間も料金も読みにくくなります。スタジアム周辺にタクシー専用の乗降所はないため、帰りは流しの黒タク(black cab)を拾う方が早いことも。

④ 徒歩(雰囲気重視なら)

Lime Street駅からStanley Parkを抜けて35〜40分。多くのファンが歩くルートで、The Sandon(パブ)やヒルズボロ・メモリアルなどの名所を通れます。Sandhills駅からなら上り坂を25〜30分。試合前の高揚感を味わいたいなら、あえて歩くのも良い選択です。

⑤ その他の路線バス

混雑を避けたいときの分散先として、Liverpool ONEから26・27、Queen Squareから17、ほかに14・19・68/168などがアンフィールド近くに停まります。917が長蛇の列のときの代替に。

車・駐車場の注意
アンフィールド周辺(L4)は住民専用の駐車規制が厳格に運用されています。路上駐車は罰金。車で行く場合は公式のStanley Park駐車場(要事前予約)か、中心部の有料駐車場に停めてバス/タクシーで向かってください。

ステップ4:試合後の帰り方【ここが最大の難所】

競合ガイドがあまり触れない、しかし最も重要なのがこのパートです。試合終了後、6万人が一斉に動くため、道路・バスともに大混雑します。ここで慌てないために、選択肢を事前に決めておきましょう。

主な帰りの足:

  • 917 return:Walton Lane から Commutation Row(中心部)へ。混雑が落ち着くまで運行
  • Soccerbus return:Walton Lane から Sandhills駅へ。終了後90分間運行(最終はWalton Lane発で終了約75分後
  • 501(Peoplesbus):Walton Lane から Lime Street駅へ直通。終了後最大2時間運行、大人£2.50

現実的なコツ:

  • Soccerbus利用者は、帰りは「歩いてSandhills駅まで下る」方が速いことが多い(試合後はバス待ちの列+渋滞のため。駅までは下り坂で25〜30分)
  • 帰りのバス・タクシーは需要が集中するので、「どのルートで帰るか」を試合前に決めておく
  • 名言があります。「帰りは時間がかかる。ただしリバプールが勝てば、その時間も苦にならない」

当日の注意:早めの入場とバッグ制限

アクセスと合わせて、当日2つだけ押さえておいてください。

  1. 早めに着く:キックオフ直前の「You’ll Never Walk Alone」を観客席で浴びるため、また当日の混雑を考えても、入場は早めが鉄則です。
  2. バッグ制限:アンフィールドはA5サイズより大きいバッグの持ち込みが禁止。スーツケースを持ったまま向かうと入場できません。荷物はホテルか駅のロッカーに預けてから向かいましょう。

入場の手順・持ち物・当日のタイムラインは、試合当日マニュアルで詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. ETAはいつまでに取ればいいですか?
A. 通常は数分で承認されますが、手動審査で最大3営業日かかる場合があるため、渡航の数日前までに申請してください。費用は1人£20で、子供を含む全員分が必要です。

Q. リバプールに直行便はありますか?
A. 日本からリバプール(マンチェスター空港)への直行便はありません。ロンドン直行+国内鉄道か、マンチェスター空港まで1回乗り継ぎが現実的なルートです。

Q. マンチェスター空港からリバプールまでどのくらい?
A. 空港直結の駅から鉄道で約1時間10分前後、Liverpool Lime Street駅まで直通便があります。

Q. 当日、初めてでも一番分かりやすい行き方は?
A. Lime Street駅近くから917 expressバスで直通約15分が最も簡単です。鉄道で入るなら、Sandhills駅からのSoccerbusも便利です。

Q. 試合後すぐに帰るには?
A. 終了後はWalton LaneからSoccerbus(Sandhills行き)・917(中心部行き)・501(Lime Street行き)が運行します。ただし大混雑するため、Sandhillsへは歩いて下った方が速いこともあります

まとめ

日本からアンフィールドへの道のりは、(1) 出発前にETAを取り、(2) ロンドンまたはマンチェスターへ飛び、(3) 鉄道でリバプール市内へ、(4) 当日は917バスかSoccerbusでスタジアムへ、という流れです。最大の難所は意外にも「試合後の帰り方」。ここだけ事前に決めておけば、当日はスムーズに動けます。

チケットの取り方や席の選び方など、観戦準備の全体像は リバプール現地観戦ガイドTOP にまとめています。チケットをまだ確保していない方は、最難関の チケットの取り方 から読み進めてください。